IPO投資とクラウドファンディングの違い

 

いま企業があえて上場を選択しないというケースも増えてきています。

例えば、上場をしないで大手の子会社化になるケースや事業ごと売却してしまうケースなど。

またそもそも資金調達が必要ないので、あえて未上場のままのケースだったり。

他の資金調達の選択肢として、クラウドファンディングというケースもちらほら出てきています。

では、クラウドファンディングとIPOの違いとはどのようなものなのでしょうか?

 

クラウドファンディングとは?

そもそもクラウドファンディングとは、インターネット経由で不特定多数の人から資金調達をして事業(プロジェクト)を動かしていくというものです。

日本ではキャンプファイヤーなどが有名なプラットフォームですね。

クラウドファンディングには大きく4つ種類があると言われています。

「購入型クラウドファンディング」
「寄付型クラウドファンディング」
「ソーシャルレンディング(融資型クラウドファンディング)」
「株式投資型クラウドファンディング」があります。

特に「株式投資型クラウドファンディング」の場合クラウドファンディングは未公開株の企業の株を購入するということになります。

 

IPO投資とクラウドファンディングの違いとは?

 

IPO投資の場合は、これから上場するという確定がある企業に対しての株式を購入するのに対して、

株式投資型のクラウドファンディングは上場する確約がされていないというのが一つのポイントでしょう。

また、通常のIPO投資の場合、利益を獲得できる確率は高いですが、株式投資型クラウドファンディングの場合は、上場企業と比較すると、そこまで厳格に監査を受けているわけでわないため、会社そのものがなくなる可能性がIPOに比べると高く、マイナスになる可能性があります。

ですが、株式投資型のクラウドファンディングの方が最初の段階で投資ができるので、事業の成功を見極める能力があれば、投資した企業が上場し、大きなリターンが得られこともあります。

おそらくIPO投資で得られる利益よりも何十倍以上となるでしょう。

そのため、IPO投資と比べると、ハイリスクではあるものの、成功した場合のリターンも桁違いになります。

現在はクラウドファンディング自体が新しいと言われています。

このクラウドファンディングで資金調達をして、上場している企業はいまのところ聞いたことはありませんが、これから株式投資型クラウドファンディングから上場する会社が出てくる可能性も十分あります。

 

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