ステージ抽選が特徴！丸三証券のIPO配分ルールを解説

有利な証券会社を選ぶことは、IPOの当選確率を上げるためには必須であり、もっとも重要なポイントであると言えるでしょう。

自身の環境や、預けることができる資産額によって最適な証券会社は異なりますので、自分に有利なIPOの配分ルールを設定している複数の証券会社で口座開設をするようにしましょう。

今回は、中堅の証券会社に位置している、丸三証券のIPO配分ルールについて解説していきます。

「そんな証券会社あるの知らなかった」という人も結構いると思いますので、丸三証券とはどのような証券会社なのかを説明します。

そして、ステージ抽選など独自ルールがありますので、このあたりの配分ルールについて解説していきます。

最後に、IPO投資家にとって丸三証券が口座開設をすべき証券会社なのかどうかも検討していきましょう。

丸三証券とは？

丸三証券は明治時代から続く100年以上の歴史を持つ証券会社です。

丸三証券はそれぞれ証券会社を営んでいた親友3人が1万円ずつ出し合って創業されました。

合わせて3万円が最初の資本金だったことから「丸三」という名前になりました。

加えて、当時は出資者も経営者も3人だったので「三」という数字に対して思い入れがあったそうです。

その後、株主・経営者・社員は三位一体だという意味を込めて現在の社章は三重丸の形になりました。

丸三証券のIPO配分ルールとは？

丸三証券のIPOの配分ルールは抽選によるものが100％です。

しかし、これは完全に公平な抽選ではありません。

丸三証券のIPOの抽選において使われている2つの方式を説明していきます。

一律抽選

この一律抽選はIPOの配分の機会を公平に与えるために行われています。

IPOの発行価格以上で需要申告をした方に配分予定単元数の10％を一律で抽選をします。

抽選はコンピューターが行って人の手を介さないため公平性が担保されています。

注意点としては抽選を行う株数が5単元に満たない場合には一律抽選は行われません。

また、もしこの一律抽選に外れてしまった場合は次のステージ抽選にかけられます。

ステージ抽選

ステージ抽選はそれぞれの取引実績や預けている資産の額によって当選確率が変動して抽選されます。

この抽選は営業部店で直接の取引をしている方とマルサントレードという丸三証券のインターネット取引をしている方に分けられてコンピューターによって抽選されます。

また、営業部店での取引をしている方とマルサントレードで取引をしている方では当選確率の優遇基準が異なります。

営業部店で取引をされている方の基準は以下のようになります。

A・B・Cの順でステージが高いです。

Aステージになるには預かり資産が3000万円以上かつ株式手数料の実績が100万円以上必要です。

そうなった場合はCステージの5倍の優遇をされて抽選されます。

Bステージになるには預かり資産が1000万円以上かつ株式手数料実績が30万円以上必要です。

そうなった場合はCステージの2倍の優遇をされて抽選されます。

CステージはA・Bステージ以外の方全員が分類されます。

営業部店で取引をされている方の中でも法人の方の基準は以下のようになります。

こちらもA・B・Cの順でステージが高いです。

Aステージになるには株式手数料の実績が300万円以上必要です。

そうなった場合はCステージの5倍の優遇をされて抽選されます。

Bステージになるには株式手数料実績が100万円以上必要です。

そうなった場合はCステージの2倍の優遇をされて抽選されます。

CステージはA・Bステージ以外の方全員が分類されます。

そして、マルサントレードでの取引をされている方の基準は以下のようになります。

こちらもA・B・Cの順でステージが高いです。

Aステージになるには株式手数料の実績が30万円以上必要です。

そうなった場合はCステージの5倍の優遇をされて抽選されます。

Bステージになるには株式手数料実績が12万円以上必要です。

そうなった場合はCステージの2倍の優遇をされて抽選されます。

CステージはA・Bステージ以外の方全員が分類されます。

丸三証券で口座開設をして周りより有利にIPO投資をしよう

ここまでで丸三証券のIPOの配分ルールについて解説してきました。

丸三証券は優遇による差はあっても100％抽選であることと例年IPOの幹事をやっていることから一般の方でもIPO投資のために口座開設をしても良い証券会社です。

丸三証券でIPOに申し込んで当選できることを願っています。