IPO ブランディングテクノロジー(7067)初値予想

ブランディングテクノロジー(7067)の上場が承認されました。

人気のSBI証券主幹事のIPOですが、社名からして人気IPOであることが察することが出来ます。

会社の内容や将来性、初値予想も含めて詳しく確認していきます。

基本データ

会社概要

会社名ブランディングテクノロジー株式会社
市場東証マザーズ
URLhttps://www.branding-t.co.jp/
設立2001年8月16日

上場スケジュール

仮条件決定日5月31日(金)
ブックビルディング6月4日(火)~6月10日(月)
当選者発表6月11日(火)
申込期間6月13日(木)~6月18日(火)
上場日6月21日(金)

価格&マーケット

想定価格1,540円
仮条件1,600円~1,740円
公募価格1,740円
吸収金額2億4,000万円
時価総額24億8,000万円

株式関連データ

当選株数

発行済株総数1,609,400株
公募株数126,200株
売出株数30,000株
OA売出-
合計当選株数156,200株

引受証券会社

証券会社株数(株)比率(%)
株式会社SBI証券102,50081.22
大和証券株式会社7,8006.18
楽天証券株式会社2,3001.82
岩井コスモ証券株式会社1,600

1.27
藍澤證券株式会社1,600

1.27
極東証券株式会社1,600

1.27
東洋証券株式会社1,600

1.27
むさし証券株式会社1,600

1.27
エース証券株式会社1,600

1.27
丸三証券株式会社1,600

1.27
香川証券株式会社1,600

1.27
おきぎん証券株式会社8000.62
合計126,200100

事業内容

当社グループは、主にインターネットを活用して販売促進や事業拡大を実現したい中堅・中小企業に対して、以下の3つの事業を展開しております。
「ブランド事業」…‌メ‌ディア制作および運用、コンテンツ制作およびマーケティング支援、各種コンサルティング (詳細は各事業の内容において記載)を行い、内製あるいは外注することにより成果物を顧客に対して提供しております。
「デジタルマーケティング事業」…‌中堅・中小企業に対してインターネット上の総合マーケティング支援を展開しております。戦略企画から、広告運用支援、コンサルティングまでワンストップで提供しております。
「オフショア関連事業」…‌株‌式会社アザナおよびVieTryCO.,LTD.において、Webサイトの制作および運用のオフショア・ニアショア開発、並びに、現地企業に対してWebサイトの制作および運用、インターネット広告の代理販売等を行い、内製あるいは外注することにより成果物またはサービスを顧客に対して提供しております。
※オフショア・ニアショア開発…業務の一部または全部を、海外拠点・国内地方拠点に委託することをいいます。(目論見書より引用)

ブランド事業

顧客に対して、ホームページやLPなどのメディア構築や、SNSやメールマガジンを活用した自社商品の販売促進をサポートしています。またそれに付随して、動画コンテンツや記事コンテンツを制作までカバーしており、広範囲に渡って効率的なサポートを提供しています。

自社メディアも複数運営しており、「歯科タウン」(日本全国の歯科医院の検索、診療予約が可能なWebサイト)・「Ha・no・ne」(歯にまつわる様々な悩みに専門家が回答するWebサイト)を運営しています。

歯科医院の経営サポートに強いを持っているようで、全国の歯科医院が7万件程度あることを踏まえると、これから業績が拡大していきそうな分野であると感じます。

デジタルマーケティング事業

デジタルマーケティング事業では、特に中小企業をメインのターゲットとした広告運用などの、インターネット上の総合マーケティング支援を展開しています。

中小企業は、マーケティング支援を広告代理店に依頼する予算を確保出来ないことが多く、その層にターゲットを絞っています。

純粋なSEO対策や、コンテンツ作成に限っておらず、インフルエンサーの活用等まで広範囲をカバーしているため、多角的なマーケティング支援が出来ます。

ブランディングテクノロジーのこれら2つの事業は、今後確実にニーズが増加することが見込まれ、投資家にとってはかなり魅力的な事業と判断されるでしょう。

株主関連データ

ベンチャーキャピタル(VC)の保有株式分については、ロックアップがかかってないか、1.5倍で解除となっているため、一定規模の売り注文が発生する場合があります。ストックオプションは、僅かなので影響は限定的でしょう。

大株主&ロックアップ

氏名株数(株)比率(%)ロックアップ
株式会社アズーロ583,00038.43180日
木村 裕紀360,30023.75180日
ジャフコ・スーパーV3共有投資事業有限責任組合250,60016.5290日or1.5倍
100キャピタル1号投資事業有限責任組合64,2004.23-
株式会社ベクトル64,2004.23-
Net Capital Partners Limited
(常任代理人 オフィス田代株式会社)
40,2002.65-
ブランディングテクノロジー 従業員持株会30,8002.03180日
X Capital有限責任事業組合30,8002.0390日or1.5倍
株式会社エボラブルアジア
30,8002.0390日or1.5倍
小川 悟14,4000.95180日
その他74,9003.15-
合計1,517,200100

ストックオプション

 株数(株)上場行使(株)行使価格行使期間
第1回34,00034,000471円2019年2月16日
2027年2月15日
合計34,00034,000--

業績推移

業績ハイライト

決算期2014年3月2015年3月2016年3月2017年3月2018年3月
売上高3,799,3523,888,362
3,859,5524,092,9174,536,949
経常利益61,133
23,88417,70227,80493,914
当期純利益△37,6206,811

7,29717,30359,658
純資産697,039703,850

711,148709,428762,100
ROE
1.0


1.02.48.1
BPS471.60476.21481.15493.48513.82
EPS△25.454.60

4.9311.7041.34

初値予想

間違いなく人気化するIPOなので、確実に申し込みすべきIPOです。

ブランディングなどのマーケティング支援事業については、将来性があり、投資家からの評価も高いと思われるため、資金はかなり集まりそうです。

実際に直近の業績を確認してみても、収益性がかなりのハイペースで改善しており、高い成長余力を感じます。

一方で、ベンチャーキャピタル保有株式については、かなりの部分が1.5倍で解除されるなど、実質的にロックアップがかかっていないため、利益確定の売りが相当数発生する可能性が高く、セカンダリーで上昇し続けるには、あまり良い環境ではありません。

3,800 〜 4,200

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