エース証券のIPOの抽選方法は?
エース証券は、東海東京フィナンシャル・ホールディングス持分法適用会社で大阪に本社を
構えている会社です。創業100年以上の老舗の証券会社です。
IPOに関してはエース証券では、なんとネットからIPOの申し込みができません。
そしてコール(電話)取引もできません。
そのため、IPOの申し込みをする場合は、店舗にいく必要があります。
エース証券の担当者とつながりがある場合は、担当者経由での申し込みは可能とありますが、普通はなかなか無いでしょう。
IPOの配分ルールは、抽選配分が10%以上でそれ以外90%は裁量配分となっています。
エース証券のIPO抽選ルール
エース証券のIPO抽選ルール | |
---|---|
口座数 | 不明 |
抽選配分の割合 | 10% |
前期型・後期型 | 前期型 |
資金タイミング | 抽選時点 |
資金拘束 | あり |
抽選方式 | 完全公平抽選 |
抽選結果の名称 | 当選・落選 |
当選後の辞退ペナルティ | なし |
NISA口座 | 可能 |
IPO主幹事数
・2017年:0件
・2016年:0件
IPO取り扱い数(シンジケート)
・2017年:30件
・2016年:30件
エース証券におけるIPO独自ルール
エース証券のIPO配分ルールの特徴を詳しく見ていきましょう。
店頭のみでの申し込み
冒頭でも触れましたが、エース証券でIPOの申し込みをする場合は店頭に行かなければいけません。
インターネットでも、電話でも申し込みは不可能です。
IPOメインの個人投資家にとっては、店舗まで行くというのはちょっと手間になりそうです…。
IPO取扱数が多い
エース証券は主幹事はないものの、IPO案件数が年間30件以上あります。
IPO案件が多い傾向にあります。2017年、2016年共に30件以上の取り扱いがありました。
引受件数は思ったより多いです。
90%が裁量配分
エース証券の抽選配分は10%でそれ以外の90%が裁量配分です。
抽選配分は、平等に配分されるのも目的として、誰もが当選する確率があります。
コンピューターによって無造作に選んでいるパターンがほとんどですし、エース証券もきっちり平等に抽選しています。
しかしエース証券は、如何せん株数が少ない。
それに対して裁量配分とは、証券会社の裁量で優先的に得意客にIPOを配分していきます。
なので、エース証券の優良顧客であれば優先的に配分されるということになりますが、ネット証券という訳ではないので、手数料は高いです。
IPOの裁量配分を目的として、普段エース証券で取引する…というのは、エース証券の手数料や商品性を踏まえると、合理性がないと思いますのでオススメしません。
IPOの引受株数がもっと多い、他の証券会社で検討すべき方法でしょう。
いずれにしてもIPO投資家にとっては、エース証券から裁量配分でIPOをもらうのは基本的に難しいと思って下さい。
エース証券で主に日々の取引している方もあまりいないでしょうし、ちょっと厳しそうですね。
さいごに
総合的にみても、店頭まで行かなければいけない。
そして、そもそも裁量配分が90%であるため、特にエース証券と付き合いのない投資家にとってはかなり当選しにくい証券会社に分類されると思います。
結果的には、エース証券はIPO投資家とは相性はあまり良くないので、オススメ出来ない証券会社です。