IPO投資は特にローリスク・ハイリターンであるため、初心者にやさしい投資と言われています。
難しい投資判断をほとんど必要とせず、IPOに当選した場合はかなりの値上がりが期待できます。
さらに損失が発生するリスクがほとんどない投資手法です。
こういったIPO特有のメリットが、初心者にピッタリと言われる理由でしょう。
ただし、まずはIPOに当選する必要があります。判断どうこうではなく、この当選するのが最も高いハードルです。
このサイトでは、この当選確率を少しでも上げるために出来ることを色々発信していますが、その中には、主幹事証券会社を狙って申込みをするという考え方もあります。
ただやみくもに証券会社に口座を開きまくって、申込みをしてもあまり意味がないケースもあります。
IPOは案件ごとに「当たりやすい証券会社」と「ほぼ絶対当たらない証券会社」がありますが、まずはどこの証券会社が主幹事なのか。申込みの際には確認するするようにしましょう。
IPOの主幹事とは
企業がIPOする際には、証券会社のサポートが必要不可欠です。
そのサポートをする証券会社は複数に渡る場合もあるのですが、その中心となってサポートしてくれているのが主幹事証券会社なのです。
具体的には、取引所の上場審査にあたって助言などを行うコンサルティング的な仕事やIR(投資家に対しての会社説明)などを行います。
上場までの準備期間は、およそ3〜5年が相場です。
企業としては、自社の魅力をよく分かってくれてる証券会社に株を販売して欲しいので、長く付き合った主幹事証券会社にほとんどの株式が割り当てられます。(この割合は上場する会社の希望によって決定します。)
この主幹事証券会社は、通常は1企業あたり1社ですが、ソフトバンクや郵政のような超大型IPOの場合は、複数の主幹事証券会社がいます。
どちらの場合でも、主幹事証券会社が扱うIPOの割合は圧倒的で、全体のうち90%程度であることがほとんどです。
こういった背景で、IPOがそれぞれ案件ごとに主幹事証券会社に偏るわけなので、当然そこで申し込むのが一番当選確率が高くなります。
主幹事が多い証券会社
では実際に主幹事になることが多いい証券会社は以下です
・野村証券
・SMBC日興証券
・みずほ証券
・大和証券
・SBI証券
年度によってそれぞれ件数が違いますが、ほとんどの主幹事が上記の5社が占めています。
少額の軍資金であれば主幹事を中心に狙っていく方がいいかもしれません。
ただ、主幹事を狙っていくのは他のIPO投資家も同じです。その為ライバルが増え当選確率が
下がる可能性も考えられます。そうなってくると幹事証券会社からも抽選に参加をしておいた
方がいいでしょう。理想は主幹事と幹事の両方に申し込みをして当選確率を高められたらベストです。
抽選回数を増やす事は当選確率に直結するので、主幹事に加えて幹事からもIPOに参加するようにしましょう。
では、どこの証券会社が幹事実績が多いのか?について見ていきますね。