IPO投資ではほとんどが初値で公募価格を超えて利益を獲得することができます。
ですが、注意点としてすべてのIPO案件を購入すすればいい、抽選申し込みすればいいとは限
りません。長年のIPO投資家は特に案件で公募割れするかどうかわかるようです。
当選しやすさを考えると公募割れ案件だったりします。そこでIPO投資で初心者が見るべきポ
イントを見ていきます。
まずは業績推移をチェックする
まずIPO投資において見るべきポイントは企業の事業が順調かどうかでしょう。
基本的に上場する企業は好調だとは思いますが、
直近数年分の業績推移は調べておいた方がいいでしょう。
日本取引所グループのウェブサイト上で簡単にチェックすることができます。
見るべきポイントとしては大きく3つ。
「自己資本比率」「売上高営業利益率」「売上高経常利益率」です。
自己資本比率とは?
自己資本比率は全資産のうち、自己資本がどのくらいあるのかを示す数値です。
いわば借金ではない(返済する必要がない)お金とも言えます。
金融機関などから資金調達をすればするほど自己資本比率は低くなります。
基準として、、一般的に自己資本比率が40%以上で健全、60%以上で理想的と言われます。
ただし、業種業態で結構基準は変わってくるので競合などで比較してみるといいでしょう。
売上高営業利益率とは?
売上高営業利益率は簡単に言うと企業の稼ぐ力を見ることができます。
売上高における営業利益の割合を示したものが売上高営業利益率です。
営業利益とは全体の売上高から、サービスや商品を提供するためにかかった経費や人件費・事
務費などすべてを差し引いたものとなります。この営業利益を把握することでどの程度利益を
出しているのかわかります。
それを数年で見てみると伸びているのかどうかがわかります。
ちなみに、売上高営業利益率は1%~3%が一般的で5%を超えると優良企業であると言われて
います。
売上高経常利益率とは?
売上高経常利益率とは営業利益に受取利息や借入金の支払利息など「営業外収益」を加えた利
益です。例えば、営業利益では黒字なのに経常利益でマイナスの場合、借入金の支払利息が多
いというケースが考えられます。
この売上高経常利益率の目安としては。5%~20%が普通・20%以上だと優良企業だと言われ
ます。
こちらも業種業態でバラバラなので業種と比較するといいでしょう。