IPOの専門用語について

個人投資家の方で、IPOをこれから始めたいと思っている方も多いでしょう。

IPO関連で、知っておいた方が良い用語を今回はまとめました。

最低限、以下の用語を覚えていれば、IPOを始める上ではとりあえず問題ないかと思います。

IPO投資家として利益を積み上げていくため、しっかりと用語は理解をしておきましょう。

IPO用語集

  • 公募価格

新しく取引所に上場する企業の上場前に販売される価格。

IPO投資家は当選すれば公募価格で購入することができます。

公募価格は割安に設定されることが多く、それがIPOが人気である理由の1つです。

  • ブックビルディング

ブックビルディング=抽選参加のことを指しています。

長いのでBBと略したりします。

IPOの抽選に参加するためには、事前にブックビルディングに参加する意思表示をしなければなりません。

期間が決められていますので、必ずその期間中に、ネット証券であればオンラインでの操作、対面であれば電話などで参加の手続きをしておかならければいけません。

このブックビルディング期間を過ぎてしまうと、抽選には参加出来ませんので、余裕を持って手続きしておきましょう。

  • 公募(PO)

既に取引所に上場している企業が新しく株式を発行することです。

IPOと名前だけ似ていますが、意味合いはまったくことなりますし、勝率はIPOに比べるとかなり低いです。

  • 初値

IPOが上場の際、最初に取引される株価です。

この初値が公募価格よりも高いと、利益を獲得することが出来、儲かったとなります。

  • 公募割れ

公募価格よりも初値での価格(株価)が下がった場合のことを指します。
IPO投資の失敗とも言えます。

  • 売出し

大株主が所有している株式を市場に売却し、投資家に購入してもらうことです。
創業者が売り出すケースが多いです。

  • オーバーアロットメント(OA)

公募・売出しの数量を越えて「買い」需要があった場合、主幹事が大株主や創業者から株を借

りて、同一条件で追加的に売出しを行うことです。ただし、上限があり、公募枚数・売出枚数

の15%までとなっています。

  • 吸収金額

「投資家からの調達金額」を指します。

この金額が少なければ少ないほど、抽選の際の希少性が高くなることを意味します。

そのため、吸収金額が小さいと人気IPOとなり、初値が高騰しやすく、儲かりやすい傾向があります。

吸収金額が10億円未満であれば、人気IPOとなるケースが多いです。

  • ロックアップ

一定の期間、大株主に売却を制限することを指します。

会社の創業者などの大株主が、IPOの際に大量の株式を売却して、株価が暴落するのを防ぐためです。

あまりないですが、ロックアップの制限が皆無のIPOは特に警戒する必要があります。

  • ベンチャーキャピタル(VC)

ベンチャー企業などの若い将来有望な会社に対して投資を行い、上場した際の売却益を狙う投資会社です。

高い成長性が見込まれる企業、特にIT系の会社を常に探して投資をしています。

傾向的としては、VCが大株主の場合は、上場後すぐに売却をするので、株価を押し下げる大きな要因となります。

そのため、株主にVCが含まれており、なおかつその保有割合が大きい場合などは、不人気のIPOとなるケースが多く、公募割れしやすいと考えて起きましょう。

以上が、IPOの専門用語です。
実はそんなに難しい意味ではないので、IPO投資を行う場合はちゃんと行いましょう。

最新情報をチェックしよう!